ヒメシロチョウ Leptidea amurensis の複眼を観察すると、腹側（下側）の三分の二と背側（上側）の三分の一で表面の構造が異なっていることがわかります。
特に腹側（下側）の三分の二では二つの異なる個眼が不規則に並んでいるためザラザラした感じになっています。この写真にみられる特徴的な複眼は雄個体にのみ観察され、雌個体では観察されていません （内山ら 2013）。
参考文献
- Hironobu Uchiyama, Hiroko Awata, Michiyo Kinoshita, Kentaro Arikawa (2013) Rough eyes of the northeast-Asian wood white, Leptidea amurensis. Journal of Experimental Biology, 216:3414 - 3421. doi: 10.1242/jeb.089169
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