常に好奇心で刺激され続けているような環境にいること、つくることを心がけてみてください。 一流のサイエンスに触れることが一番手っ取り早くこれを実現できるかも。日経サイエンス、ナショナルジオグラフィック、 ディスカバリーチャネル、Nature podcast、Science podcast、好きな本を読む、学術集会への参加、友人との科学に 関して話す、Youtubeをみる、、などなど自分にあったいろんな方法でサイエンスを楽しんで脳を刺激し続けるのはめちゃ くちゃ楽しいですよ。 時には、あなたのアイディアや考え方に周囲が共感しなかったり否定されることすらあると思いますが、間違いを犯すことを 畏れず、自分の好奇心を信じて突き進む人にだけ見える世界があります。 ( 研究における個人的体験 も興味があればどうぞ。)
キャンベル生物学(英語版がお勧め)は、生物学全般を広く学ぶには最高の教科書。学部や大学院のうちに是非読んでみてください。
その他の推薦図書:
自分の専門は、○○だから・・・と専門以外の知識を排除してると、インパクトのある(異分野にも波及効果のある)研究から遠のいてしまうかも。生物学内の分野外に限らず、科学全般の異分野の教科書を
読んで、異分野からの発見や考え方を広くキャッチできるアンテナを育ててみてください。科学史だって時代ごとに囚われてきた科学者達の先入観を理解でき、翻っていまの自分達がいかに強い思い込みによって
研究を進めてしまっているかに気がつく良いきっかけになるかも。例えば以下の2冊。統計学に関する本で、とてもお勧めの本です。
異端の統計学 ベイズ
統計学を拓いた異才たち
世界中の科学者といつでも意見交換できるよう、準備をしておくといいことがあるかもしれません。そう、特に英語の勉強に力を入れてみてください。語学は留学や論文執筆が決まってからの数カ月間、勉強すればいいか・・・はたいてい通用しないです。普段から継続的に英語力を鍛えるのがお勧め。
研究室へは、総研大の大学院生として入学することで入れます。大学院生は学費に相当する経済支援を漏れなく受けられますし、ノートパソコンも支給されます。国際学会への旅費支援制度などもあり、経済的な支援は充実しているのでサポート体制はバッチリです。
大学院入試情報は総研大のウェブサイトを参照してください。入江研で科学的大問題に果敢に挑戦したいという方、連絡待っています:
「個体発生は系統発生をくり返す」という問題に挑んだ(今も挑戦し続けてますが)ときに書いた本も興味があればどうぞ。
胎児期に刻まれた進化の痕跡