IRIE lab

     

WHAT WE FOCUS


統合進化科学研究センターの入江研究室では、次のような問題に興味を持って取り組んでいます。


進化発生学: 動物の個体発生と系統発生(進化)の関係性にはどんな法則性がある? 胎児期には我々は魚のような姿をしていた時期があると聞いたけど、それは我々の進化的祖先と何か関係があるのか?

進化可能性・予測: 動物門ごとの基本解剖学的プランであるボディプランは、体色や体サイズと比べて非常に保守的にみえるけど、なぜだろうか?どういった表現型が進化しやすいか、定量的に推定することは可能だろうか?またそれを用いて表現型進化の予測に役立てられないだろうか。

進化の度合い:どの発生プロセスが進化的により祖先的で、どの発生プロセスがより進化(派生)的なのかを定量化する手段はあるだろうか? 例えば、カエルのオタマジャクシ期は、成体よりもどの程度祖先的であるといったように言えるのだろうか。


研究室メンバー独自の興味・好奇心を大切に研究を進めているので、上記以外のテーマ提案も大歓迎です。幅広い興味を持ち、好奇心旺盛な学生・ポスドクの方、大歓迎します。

MAJOR FINDINGS & PROPOSED IDEAS




個体発生は系統発生を反復しなかった?
カメ:奇抜な形態進化を遂げた動物
母親細胞が
先天異常に関与している可能性
進化速度の遅い動物たち
鳥類進化には新しい遺伝子より
手持ちの遺伝子の使い方が重要
遺伝子の使い回しは
多様化を拘束する!?
棘皮動物もそんなに変じゃない?
母親細胞は何のために
我々の体内にいる?



IRIE lab. - Research Center for Integrative Evolutionary Science