IRIE laboratory

— 生命の進化の法則を探る —

Affiliated with RCIES SOKENDAI Asia Evo
研究対象生物:コウモリ、マウス、カエル、コウイカ、ナメクジウオ、ゼブラフィッシュ、ヤツメウナギ
研究テーマ

動物の体づくりと
進化的な法則性

統合進化科学研究センターの入江研究室では、発生学・ゲノミクス・進化理論の交差点に位置する未解決問題に主に取り組んでいます。新しい研究アイデアも大歓迎。

進化発生学
(Evo-Devo)

動物の個体発生と系統発生(進化)の間に法則性はあるのか?発生砂時計モデル——遠縁の種間で共有される法則性が生じた進化メカニズムは?

進化可能性
(Evolvability)

なぜボディプランの進化はこれほど保守的なのか?どの動物・表現型・発生システムが進化しやすいのか?進化のこれからはどこまで予測できるのか?

進化の度合い
(Derivedness)

どの発生プロセスが進化的により祖先的で、どれがより派生的なのか?共通祖先に対して各系統がどの程度変化してきたかを定量化する指標の開発に取り組んでいます。

マイクロキメリズム
(Microchimerism)

実は我々は皆キメラです——母親由来細胞が一生涯にわたり体内に存在しています。その役割は?先天異常の発症や進行との関連を探ります。

Science Quote
主要な成果

研究ハイライト

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カメの進化

カメ:奇抜な形態進化を遂げた動物

ゲノム解析によりカメが鳥類・ワニ類の近縁であることを確認。形態的に奇抜なカメでも、胚発生は砂時計モデルに従うことを明らかにしました。

マイクロキメリズム

マイクロキメリズムと先天異常

胆道閉鎖症患者では肝臓内の母親由来マイクロキメリズム細胞が多いことを発見。これらの細胞が一部の先天異常に関与している可能性を提唱しました。

進化速度の遅い動物

進化速度の遅い動物たち

ワニ類のゲノムは鳥類に比べて顕著に遅い速度で進化しています。動物系統間で地質学的時間と生物学的時間は異なります。

鳥類の進化

鳥類進化に新しい遺伝子は不要?

鳥類特異的配列の99%超は非コード性の制御DNA。恐竜から鳥への進化は遺伝子制御ネットワークの再配線によって達成されたと考えられます。

遺伝子の使い回し

遺伝子の使い回しが形態進化を拘束する

多面的な遺伝子は新規性の進化を促進するとともに多様化を制限するという諸刃の剣——遺伝子リクルートの二重の役割を示しました。

棘皮動物

棘皮動物もそんなに変じゃない?

五放射相称という独特の姿にもかかわらず、棘皮動物のゲノムは私たちのゲノムと驚くほど似ています。ボディプランの進化は劇的なゲノム変化なしに起こりました。

母親細胞

母親が細胞を通して子に伝えたことは?

母由来マイクロキメリズム細胞の初の単細胞解析——これらは新生仔免疫系の過剰活性化を抑制し、個体間で大きなばらつきがあることがわかりました。

進化と学習の類比

進化過程と学習過程の類比

進化と学習は、どちらも試行錯誤を通じて適応度の高い解を探索するという深い構造的類似性を持っています。AIへの刺激的な示唆もあります。

カメ
ヤツメウナギ
アホロートル
胚